スピカ@自宅

椎名林檎がカバーしたスピッツのスピカかー。
いらないCDは処分していこうと、手にとると、そのCDを買った頃のことをなんとなく思い出す。
タワーレコードで、確か衝動買いした奴だとか。
これ聞きながら上田のカインズの土手よりの通りを車で走ったとか。
たわいもないんですが、その時の気持ちが沸いてきて聞いてしまう。
聞くと、あーやっぱいいなぁと思って、捨てるのやめとこうと思う。
CDの処分は、結局の所、思い出の処分で、いちいち未練がましい自分を発見することになる。
だからこそやっぱり処分だ。
こういう未練はいくない。
だいたい、なんにもない自分をなんとか成り立たせるために音楽を使っていたんで、曲の善し悪しを言いながら、実は自分のスタイルを守ってくれる曲を選んでいたんです。その愛着は自分への愛着で、んーやっぱり捨てた方がいい。自分のなんにもなさを自覚したら、無理矢理に自分を成り立たせていた思い出をいつまでも持っていることはない。はず。いらない。

そう思いながら、たまたま立ち寄ったサンタの倉庫で、これまたたまたま、小沢健二の犬を見つけて買ってしまった。
堪忍な、堪忍な。「天使たちのシーン」だけ。それだけ・・・