本@自宅

「知っている」と思っている世界は狭い。
そういうことをたまに思わされる事がある。
「何にも知らないな、ぼく」と心の中で思います。
そう思って、「そりゃそうか、あたりまえか」とも思います。


今日、ある方から本を一冊頂きました。
もう絶版になってしまった古い本です。
「わたしにはもう必要ないから、あなたに寄贈します」


まだ2、3度しか会ったことのない、その人は、
知らない世界を目の前に「わからない」を連発したぼくに、本を譲ってくれました。嬉しいという言葉が出てくるより早く、ジーンとして、本の重さを感じました。


なんだか突然、教育の正体っていうのはこういう事なのかもしれない、とこんな瞬間に思う事はないのにそんな事も思いました。


テレビで見て、ネットで読んで、一通り何でも知っているような気になって、いつの間にか知ってる世界が世界のすべてだと思ってしまうけれど、知らない世界の入口は、知ってる世界の中に何食わぬ顔で転がっていて、閉塞感は気づけなくなった時の症状ということか。
世の中そんなに親切にはできていない。
だから余計嬉しい。




関係ないけど、昨日パイレーツオブカリビアンの新しいのを見ました。三作目のやつ。
もちろん映画館で。2→1→3の順でみたのと前作を忘れていて、ジャック・スパロウって死んだんだっけ?と初っぱなで驚きました。
ジョニーデップのファンというわけではないんですが、もっとジャック・スパロウが見たかったです。バルボッサもいいけどジャック・スパロウもね。という感じで。
しかしカリプソが姿を現した時は驚きました。これでいいの?というか大日本人?(見てないけど)みたいな。
1→2→3の順でもう一回見て辻褄を合わせたい。