2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
由良のとを 渡る船人 かぢをたえ 行くへも知らぬ 恋の道かな (ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こいのみちかな) 曾禰好忠 「由良の海峡をこいで渡る船人が、かじをなくしてゆくえも知れず漂うように、わたしの恋の道もこれからどうな…
はるな愛のエアあややはいいなぁ。 世の中で起きていることが、どれもちっぽけなことに思えてくる。 素晴らしいと思いました。
先々日、東急で囲碁大会?が行われていた。 囲碁ってこんなに人気あるんだ。 どんなルールなんだろう。気になる。囲碁とか将棋とか花札とか麻雀とかトランプとか。 軽く基本を教えてくれてちょっと楽しめる所ってないものかと思う。 人んちの縁側みたいなイ…
あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな (あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな) 謙徳公 「ああ、かわいそうだと私に同情してくれる人がいるとは思えない。とげられないあなたへの恋に苦しみなが…
逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし (あふことの たえてしなくは なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし) 中納言朝忠 「もしまったく逢うことがなければ、相手の冷たさやわが身の切なさを恨めしく思うこともあるまいに。…
逢ひみての 後の心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり (あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり) 権中納言敦忠 「今こうして結ばれた後のなやましく切ない心にくらべたら、あなたに逢う以前の気持ちなどまったく物思いの…
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 浪こさじとは (ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すえのまつやま なみこさじとは) 清原元輔 「たがいに涙でぬれた袖をしぼりながら、かたく約束をしました。末の松山を海の波は決して越えることがないよう…
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか (こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか) 壬生忠見 「私が恋をしているという噂が広まってしまった。誰にも知られぬよう密かに、あなたを思い始めたばかりな…
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで (しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで) 平兼盛 「あなたへの想いを秘密にしていたけれど、とうとう顔色にでてしまったようだ。恋煩いか?と人にたずねられ…
浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき (あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき) 参議 等 「丈の低いちがやが、まばらに生えている小野の篠原の「しの」という名のように、あなたへの思いを忍んできたけ…
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな (わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの おしくもあるかな) 右近 「あなたに忘れられてしまうわが身のことは何とも思いません。ただ私との愛を神に誓いながら、その誓いを破った…
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける (しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける) 文屋朝康 「草の上の白露が、秋の野に吹く風にふかれ、真珠の玉のようにあたり一面にみだれ散るようだ 朝のきれいな水…
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ (なつのよは まだよひながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ) 清原深養父 「夏の夜。まだ宵の口だと思っていたら、もう夜があけてしまった。こんなに早く明けてしまっては、月は西…
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける (ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける) 紀貫之 「人の心は変わりやすいものだから、あなたの心が昔と同じかどうかわかりません。しかし懐かしいこの里の梅の花だ…
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔も 友ならなくに (だれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしも ともならなくに) 藤原興風 「年老いた私は、誰を昔からの友とすればいいか。高砂の松だって昔からの友人ではないのだから 年をとると、友達が…
ひさかたの 光のどけき 春に日に 静心なく 花の散るらむ (ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ) 紀友則 「日の光がのどかにさしている春の日に、どうして慌ただしく桜の花は散っていくのであろうか 盲腸が散るらむ。」
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり (わまがはに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり) 春道列樹 「山の中の谷川に風がかけたしがらみとは・・・川の中にふきためられて流れることができない紅葉であったか。…
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 (あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき) 坂上是則 「夜がほのぼのと明ける頃、明け方の月が照らしているのかと思われるほどだ。吉野の里に降り積もる白雪よ けま…
有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり 憂きものはなし (ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし) 壬生忠岑 「そっけなく見えた有明の月のように、冷たくなってしまった貴方と別れてから、夜明けほどつらく思われる…
心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 (こころあてに をらばやをらむ はつしもの おきまどはせる しらぎくのはな) 凡河内躬恒 「庭一面の白菊の花の上に初霜が降りている。どれが花やらどれが霜やら見分けのつかない白菊を、あてずっぽ…
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば (やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば) 源宗于朝臣 「山里は寂しいものだが、冬になるといっそう寂しい。人も訪ねてこないし、草も枯れてしまう。 寝よう。」
みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ (みかのはら わきてながるる いづみがは いつみきとてか こひしかるらむ) 中納言兼輔 「みかの原からわきでて流れる泉川。「いつ」「見」たということもない、あなたのことがこんなに恋しいのはど…
うぉーいす
あーココスで見たパンチラが目に焼き付いてる。 今日はそんな日じゃなかったのに。
明日。平田オリザのワークショップ&公演かい
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ (をぐらやま みねのもみぢば こころあらば いまひとたびの みゆきまたなむ) 貞信公 「小倉山の峰のもみじよ。もしおまえに心があるなら、天皇の行幸まで散らずに待っていてほしいものだ。 そう…
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人にしられて くるよしもがな (なにしおはば あふさかやまの さねかづら ひとにしられて くるよしもがな) 三条右大臣 「『逢』坂山の さ『ね』かずらが、「逢って寝る」という名を持っているならば、その蔦をたぐって、…
このたびは ぬさも取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに (このたびは ぬさも取りあへず たむけやま もみぢのにしき かみのまにまに) 管家 「今回の旅で、私のぬさなど恥ずかしくてささげられません。かわりに手向山の錦のように美しい紅葉をぬさとして…
月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど (つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど) 大江千里 「澄みきった月を見ていると、あれこれと物ごとが悲しく感じられる。私だけに秋が訪れたわけではないけ…